本プロジェクトは火災によって全焼したようび本社の再建プロジェクトです。
5500 本以上の9cm 角の杉材を使い、ようびのメンバーと地元の大工さんはじめとする職人さん、
300 人( 延べ600 人) 以上のツギテノミカタという応援してくださった方々が
全国各地から材料の加工や建て方の手伝いに来ていただき、一緒につくっていただきました。
平面計画は、ようびにはかかせない「森の食卓」は建物の中心にあり、
社員が全員集まる場所であったり、客人を招く場所となっています。
「作業室」は明るく働きやすい環境であること、またオープンファクトリーというコンセプトで
作業している姿が見えるよう外装は複層ガラスで覆われています。
ショールーム「ようびの日用品店」は、約９ｍの吹抜け空間越しに
西粟倉村の田園風景が望める絶好の場所となっています。
また、家具を作る際に出る端材を薪ボイラーの熱源として利用し、基礎コンクリートに温水を循環させる
蓄熱式床暖房を採用しており、自律していく建築をめざしています。
完成：2018 年3 月
所在地：岡山県英田郡西粟倉村
設計監理：ようび建築設計室
施工：ようび
用途：作業所、事務所、店舗
構造：木造２階建て
建築面積：589.02 ㎡
延べ床面積：812.74 ㎡