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閉校となった小学校が、銭湯・宿泊施設・ショップ、地域のコミュニティスペースへ生まれ変わる
[旧那岐小学校利活用]

ようびのある西粟倉村のお隣、鳥取県智頭町那岐地区にて、地域の運動会が開かれるなど今なお愛され続ける旧那岐小学校が、銭湯・宿泊施設・ショップや、地域の方々の集いと憩いの場として、オープンされる予定です。

ようびは、2021年に、こちらの改修事業での公募型プロポーザルで最優秀賞を頂き、建築設計監理業務の委託を受け、地区住民の方々と具体的な利活用についてワークショップを重ね、建築を進めて参りました。

20228月、改修工事の1期工事が完了しました。

旧那岐小学校は、銭湯・宿泊施設・ショップなどがある「ナギノ森ノ宿」と、
ボルダリングなどがある遊び場や、集会室、調理室を備え、地域の老若男女が集まるコミュニティスペースとして活用いただける「地区公民館」としての場に生まれ変わります。

建物の建材、そして中の家具に至るまで、智頭町で大切に育まれてきた杉を使用しています。
さらには、杉の薪を燃焼することで生まれる熱エネルギーと、太陽の熱エネルギーを銭湯のお湯として利用するなど、地域の恵みを最大限に活かした場です。

薪ボイラーは、あえて家庭用サイズのものを2台導入。
地域内外の方が見学や視察された際、地域材の活用を身近に感じて頂けるように。
地域の価値を再発見して頂けるようにと。

一部の天井や壁を取り払い、室内は開放的で自然な明るさを感じられる空間に。
開口部を大きくするなど、近くにある地域の飲食店などとも、断絶されず自然なつながりを感じられるようなデザインを実現しました。

地域の方々やクライアントである行政の方々との丁寧なワークショップとコミュニケーションを重ね、
代々この地で受け継いで来られた時間、自然、暮らしそのものを大切に、
行政、事業者の方々と共に、皆様の「こんな場がほしかった」という想いを形にした空間です。

完成:2023年夏予定
所在地:鳥取県八頭郡智頭町那岐地区