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「古き良き文化」と「今の暮らし」を生かし合う新築住宅
[うるま市のおうち]

「うるま市のおうち」は、お施主様と約3年半かけて進めてきたプロジェクト。
沖縄の古き良き文化や風土のあり方を取り入れ、お施主様であるご家族の「私たちらしい暮らし」に寄り添う、心地よさや使い勝手の良さを大事にしたおうちです。

お施主様と、コンセプトづくりから丁寧にお話を重ねさせていただき、地域の事業者様、職人の方々と共に創らせて頂いたおうち。

木造の平屋建ての造りに、屋根は、漆喰で抑えた伝統的な赤瓦。

琉球石灰岩を使った外回り、「ヒンプン」と呼ばれる伝統的な塀、沖縄で取れた赤土を混ぜた床や壁など、沖縄の文化様式をふんだんに取り入れています。

内部は、木組みで、柱や梁などの構造材を敢えて見える状態で仕上げる「現し」という手法を用い、壁や天井を極力作らないオープンな空間となっており、おうちの中心にはキッチンやダイニングを配置し、家族が集まり、会話が行き交う場所となっています。

また、開放的な開口部によって明るく風通しの良い空間であるとともに、一間分の広さをとった大きな縁側は、おうちの外と内とが優しく自然と繋がる空間となっています。

利用するお湯は太陽熱温水器を活用し、自然のエネルギーを肌で感じられます。

木の香り漂い、沖縄の風土や文化、職人の方々の技術が感じられ、多くの方が集い憩う空間となるような、、
まるで、おうち自体がこのおうちであることを喜んでいる、
そんな家になることを目指し、設計しました。

2022年度の「第8回沖縄建築賞」にて「奨励賞」を受賞しています。

完成:20227月竣工
所在地:沖縄県うるま市