家具の修理・修復

古き良き日本の伝統技術を受け継ぐ

例えば、日本の神社仏閣を宮大工が守り続けているように、昔の職人たちが古来の技術を使って丹精込めて作った家具も、老朽化した部分はきちんと修復しつつ、持ち主の方が後世に残していけるよう、手入れのしやすい状態にする、それが長年家具と向き合ってきたようびの務めだと思っています。

デザインと歴史背景の潮流を組んだ修復

1923年に関東大震災で焼失し、1928年に再興された東京大学総合図書館。西洋的なデザインを日本の木で表現した美しい長机は100年近くの歴史を重ねており、都内のいくつかの家具屋に修復の依頼をしたものの、対応が難しくどこも受けいれてくれるところがなかったそうです。

ようびでは、培った技術力を生かし、元の良さは残しつつも、電球だった個別灯をLEDに変え、新たな図面を制作し家具としての機能を更新することを実現しました。
たとえ図面を自ら作成していなくても、家具の性質・機能・構造を見極め、時代とともに歩んでいく形に作り替えていきます。

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